発病して、就活した(させられた)
受かって、ダメで、帰ったら、
「激怒」
怖かった。
ただ、怖かった。
で、オレは部屋で食事を摂るように
なった。
母ちゃんが、運んでくれた。
「情けない」けど、ヤツの顔を見たら
吐き気で、食事どころじゃない。
ある日、風呂に入ってると
ヤツが帰ってきて、
「なんで、わしが帰る頃に入ってんねん!」
と、激怒。
母ちゃんにも、オレが見てるとこ、
見てないとこで「激怒」してた、
らしい(母ちゃんは、ハッキリとは
言わなかったが、分かった)
オレは、ヤツが帰宅する頃、
街へ出て行くようになった。
寒くても、暑くても、
熱が38℃あっても、下痢してても。
そして、街で、被害妄想に遭ってた。
部屋でタバコ吸ってることにも、
母ちゃんに対して、激怒。
母ちゃんは、オレには、
やんわり言うだけだった。
恐怖のどん底に突き落とされた。
夜中、壁を蹴っ飛ばす「音」が、
よく聞こえた。
ヤツも、「死」を意識するようになって、
甘えたり、激怒したり、我儘になった。
振り回されてきた・・・オレの人生の約半分。
これで終わって堪るか!